キジバトの予感

キジバトについて

キジバト1

キジバト。漢字で書くと雉鳩。別名はヤマバト。学名は Streptopelia orientalis。英語では Oriental turtle dove。家にいると「クーククッククー」とかって外から怪しい鳴き声が聞こえてくることがありますが,その正体がキジバトです。耳を澄ましてこちらがちゃんと聞いているのに途中で鳴くのをやめるという意地悪さをもっています。最後までちゃんと鳴き終えてくれとお願いしたいです。鳴いているのはオスです。名前の由来は桃太郎の家来として有名なキジのメスに色の感じが似ていることからきているといわれています。

また,ヨーロッパや北アフリカには一回り小さなコキジバトというのがいます。英語では European turtle dove。外国では亀の甲羅の模様に色の感じが似ていることから turtle とついているといわれています。

特徴

キジバト2

全長は約33cm。日本中に生息するようです。果物や種子を食べることが多いのですが,虫とかも食べる雑食性です。オスもメスも見た目は同じようですが,繁殖期になるとオスは目の周りが赤くなるため区別がしやすいです。一度に産む卵は2個。15日程度で孵化し,その後15日程度で巣立っていきます。

全長からすると3羽並んでくれると約1mとなります。日常生活で1m程度の長さを測りたいときはキジバトに協力してもらうと助かります。キジバトが協力してくれない時は,カワラバトでも代用は可能です。どうしてもハトたちが協力してない時はスズメでも代用は可能です。7羽で1mです。

1m=3キジバト

ベビー

キジバトbaby キジバトbaby2 キジバトbaby3

管理人の実家に立てかけてあった脚立の上で生まれた雛たちです。ぐんぐん成長し,そしてあっという間に巣立っていったとのこと。ぱっと見はこれがキジバトの雛と言われても分からないです。

見分け方

キジバト3 カワラバト1

町でよく見かけるのはカワラバト(ドバト)というハトで,「クルッククルック」とかいう外国語をしゃべってます。(犬も英語喋ってますが)。元々は外国にいたようで,1500年くらい前に渡来したと考えられています。一方,「クーククッククー」と歌っているのがキジバトです。

また,白や黒,灰色,紫などからなる羽根で,ちょっと洋風な感じなのがカワラバトです。首の周りの光沢を見るとついついタマムシを思い出してしまいます。遠い親戚なのでしょうか。アスファルトや公園が似合います。一方,黒と赤褐色のウロコ状の羽根で,和風な感じなのがキジバトです。土や木が似合います。

更に,カワラバトは鳥獣保護法により捕まえたりすることを禁じられています。一方,キジバトは食べることが可能だそうです。よって,食卓に並んでいたらそれはキジバトのはずです。

シラコバト

ちなみにこちらは,ハトがマンホールの蓋になってます。しかしよく見るとシラコバトです。埼玉県の越谷市では市の鳥として崇められています。カラー版もあるということですが,いつかは写真をトリたいです。

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